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『大槌の学生を支えてくださり感謝しています』 〜サッポロホールディングス様よりご寄付いただきました〜

2015.12.29

2011年の大震災以来、毎年ご寄付をいただいているサッポロホールディングス様から、今年も9,000,000円のご寄付をコラボ・スクールへいただきました。
12月22日に大槌臨学舎で贈呈式が行われ、サッポロホールディングス株式会社の代表取締役専務である田中秀典様、大槌町教育長の伊藤正治様がご参加くださいました。

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伊藤教育長からは
「コラボ・スクールには子ども達にとってロールモデルになる大人がいることで、教科教育だけではないたくさんの学びを与えてもらっている」

田中専務からは
「東北を担っていく若い方々の育成は本当に大事だと感じている。急速に変化していく復興の状況の中で、今後も継続して支援していきたい」

などのお言葉をいただきました。

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大槌臨学舎に通う高校三年生の生徒から、サッポロホールディングス様へ向けて感謝をお伝えしました。

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(以下、生徒の手紙より一部抜粋)
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大槌臨学舎に通い始めた当初の私は、人前が大嫌いで、少しの発表だけで赤面してしまうし、チャレンジできる人をいつも見上げているような人でした。
今まで、「自分にはできない」そう自分にかけ続けたストッパーもコラボ・スクールの存在が外してくれたように思います。
「いいじゃん!できるよ!」と問題を解けた時も、将来の夢をふと話した時も、自分の思いを受け止めてくれる場の存在が、自分に「何か挑戦したい」「自分を変えたい」という思いを育ててくれました。
学校での授業のとき、積極的に質問してみる。高校から初めて吹奏楽部に挑戦。
少しずつ、自分の行動が変わり始めました。その挑戦したい思いの一つの大きな表れが「慶應大学の受験」でした。
ー中略ー
はじめは、大学の名前を口にだすことも恥ずかしく、伝えたときに色んな人から反対を受けたこともありました。
時に苦しく、孤独に思うことも多かったのですが、その不安もすべてコラボ・スクールは全力で受け止めれてくれました。
コラボ・スクールが心の支えになり、未来を思い続ける自分をさらに強いものにしました。

そして、今年の10月、思い続けた慶應大学の合格が決まりました。今、思うことはコラボ・スクールに出会えたことは私にとって「人生を変えるきっかけであり、何より自分を信じる力を与えてくれた場」だったのだと強く思います。

大槌の多くの学生が日々成長していく姿を温かく包み込んでくれる、この校舎も、そして、遠い距離に自宅がある自分自身も、また通う多くの学生もスクールバスがあることで、毎日通うことができます。

コラボ・スクールを支えてくださるサッポロホールディングス様に心から感謝しています。
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最後に代表理事の今村が
「今後も、今を生きようとしている人の未来となる人生のひとときを支えていきたいと思っています。ご協力をいただけたら幸いです」
と締め括りました。

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贈呈式後には、高校生がマイプロジェクトを発表したり、町内をご案内しました。

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今回のご寄付は、今年9月に東京で開催された「恵比寿麦酒祭」でのヱビスビールの売上全額とフードメニュー「東北応援プレート」売上金額の一部で、2011年から5年間継続して、このようなご支援をいただいています。

いただいたご寄付は、大槌臨学舎と女川向学館の運営費として子どもたちのために大切に使わせていただきます。私たちコラボ・スクールは、サッポロホールディングス様をはじめとする多くの方々のご支援のおかげで、東北の未来を担う人材を育てていくことができます。

これからもあたたかくお見守りのほどよろしくお願いします。