認定特定非営利活動法人 NPOカタリバ 東北復興事業部キャリア採用ページ

東北の未来のリーダーを、育てる仕事 被災地の放課後学校コラボ・スクール

被災地の放課後学校「コラボ・スクール」2014年度正職員募集 エントリーはこちら

被災地の放課後学校「コラボ・スクール」では、2013年度の正職員を募集しています。
以下の項目に2つ以上当てはまる方は、ぜひご覧になってください。

被災地への「転職」を、私が決めた理由

はじめまして。コラボ・スクール大槌臨学舎で運営を担当しています、須貝未菜と申します。
岩手県大槌町に来て、もうすぐ2年になります。

コラボ・スクールでの中学生の学習指導
スクールを運営するための「縁の下の力持ち」
大槌臨学舎のスタッフとともに
2014年に大槌臨学舎で実施した全社会議にて

ここで働く前は、東京の大学を卒業後、銀行に4年間勤務していました。
「何か新しいことに挑戦してみたい、自分を変えてみたい」
そんな気持ちを抱いていた26歳の時に、コラボ・スクールに出会い、転職を決めました。
それは、この写真に写った子どもの様子を見て、他人事とは思えなかったからです。

宿題をする場所がないため、グラウンドで勉強する児童
2011年6月 宿題をする場所がないため、グラウンドで勉強する児童

教育分野に関わったことのない私が、ここで働くことは正直戸惑いがありました。
ギャップに苦しんだこともあります。

長期間、地方地域で働くこと。
定住しながら、ここ大槌町で働くこと。
それは復興フェーズの移り変わりと同じくして、日々変化する環境の中、さまざまな課題に直接対峙するということ。

未来のリーダーとなる子どもたちに学びの機会を届けるほか、町のニーズに合わせて私たちに求められるたくさんのこと、1つひとつの課題について、自分自身が考え解決の糸口を見つけていくことが大切だと実感しています。

ともに切磋琢磨する仲間たちとともに、この場所を創っていく楽しさが働きがいになっていることを日々感じます。
「ここでしかできない仕事をしたい」
自分が働くことの意義を自分自身に問いかけながら、この場所が子どもたちにとっても、そして働く私たちにとっても良い場所になるように、目の前の仕事に励んでいきたいと思っています。

「震災があったから、夢をあきらめた」という悔しさを、抱かせないために

コラボ・スクールとは、被災地の中でも特に津波の被害が激しかった、宮城県女川町・岩手県大槌町で設立した、放課後の学校です。「震災があったから、夢をあきらめた」「志望校に行けなかった」といった悔しさを抱かせないために、学習指導と心のケアを行っています。

「町の復興のために、私たちもできることをしたい」
「支援される側を卒業して、自分が町や社会をつくる人になりたい」

震災から4年近く経って、このように話す子どもたちが生まれてきました。
彼らの意欲を引き出し、未来の復興を担うリーダーへと育てるため、通常の学習指導のほか、キャリア学習やプロジェクト学習も取り入れています。

小学生への教科学習を実施
小学生への教科学習を実施
グループでのプロジェクト学習も
卒業する先輩からの事例発表

個人や企業からの寄付、そして行政からの事業委託などで運営資金は調達しています。
学校や教育委員会、保護者など地域の方々と連携して、全国から集まったボランティアの方々も学習をサポート。2014年度は、約250名の小中高生に学ぶ機会を届けられました。

子どもたちにも、地域の教育にとっても、欠かせない存在となって、5年目を迎える今、私たちには大きな課題があります。
被災地に根を張って、長期的に子どもたちを見守る人材が不足しているのです。

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未来の復興のリーダーを育てる仕事

コラボ・スクールでは、教務と運営・広報に分かれて、2校で約30名の職員・インターンが働いています。

教務
教壇に立って数学や英語などの授業を行います。生活指導や心のケアも含めて。子どもたち一人ひとりと向き合い、「生き抜く力」を育てます。
教務イメージ
運営・広報
子どもたちの安全管理や見学・取材への対応から、事業計画の作成・モニタリングまで、学びの場をつくるための環境づくり全般を担っています。
運営・広報イメージ

業務内容

  • スクール形式での授業の実施
  • 子どもたち1人ひとりへの、個別での教科指導
  • 学習指導だけでなく生徒の生活指導
  • ボランティアとのチーム教育の参加促進
  • 教育プログラムの設計/教材の開発など
  • 生徒が安心して学習を行える環境の準備
  • 教務スタッフ・地域の方々との連携・関係構築
  • 新聞/テレビなどマスコミ取材への対応
  • 支援者と連携してイベントの立案実施
  • 中期経営計画の立案・成果指標の策定など

求めるスキル

  • □ 数学または英語の授業実施経験
  • □ 子どもとの対話のスキル
  • □ 生活指導・進路指導の経験
  • □ 豊富なプロジェクトマネジメント経験
  • □ 文書・ビジュアルで事業を表現できる
  • □ 英会話、英語での文書作成
  • □ 経理・労務・法務の知識がある

得られる経験

「授業力の向上」と「子どもとの対話」の両方に、全精力を注ぐことができます。「自分の考えるオリジナルの授業を実施したい」「子どもと徹底的に対話し、押し付けではない生活指導・キャリア教育を行いたい」と考える人にとって、学習塾や学校と比べても魅力的な仕事です。

形のないものを形作り、自ら裁量を持って、事業を作り上げていく経験を得たい人には、ご自身のマネジメントスキルを活かせる仕事です。利益のためだけでなく、子どものため、社会のために事業を作っていく実感を得ながら、仕事に向き合っていただきます。

仕事はもちろん、楽しいことばかりではありません。

立上げ当初は、教室に寝袋を持ち込んで準備にあたったこともありました。今でも、復興のフェーズに合わせ急速に変化する環境のなかで、夜遅くまで働くこともあります。
子どもの成績がなかなか伸びなかったり、保護者の方からお叱りをいただいたりなど、辛いこともあります。被災地での生活は、都会と比べると不便な点もたくさんあります。

それでも子どもたちからの、保護者や地域の方々からの言葉を励みに、乗り越えてきました。

保護者や地域の方々からの言葉

転職したスタッフ一人ひとりが、裁量をもち活躍

企業などに務めながら、教育への想いを抱き続けていたスタッフが、「転職」して仲間に加わってくれました。
優秀なスタッフは、1年目から中心メンバーとして活躍しています。

一度きりの人生、「これを創って良かった」というものを創りたい

菅野

大槌臨学舎 ディレクター菅野 祐太
私の祖父母の家が陸前高田にあります。幼い頃によく遊んだ陸前高田の町が無くなってしまった様子を見て、人間がつくったものがこんなに簡単に壊されてしまうものなのだな、と思いました。それから自分がしていることにどんな意味があるのだろう?と改めて働き方を見つめ直すきっかけになりました。一度きりの人生だし、これを創ってよかったなってものを創りたいと思うようになりました。
私たちは学校とか塾という名前では表現出来ない場所を作り、コラボ・スクールと名付けました。地域の方々から説明を求められたり、問いかけられたりしながら『コラボ・スクールという名前に込める想い』を固めて来ました。まだまだこの地域に新しい価値を生む存在になれると信じています。

まっすぐな目で授業に臨む子どもたちに魅了され、入社を決意

加賀

大槌臨学舎 教務ディレクター加賀 大資
教員として2年間勤務した後、震災直後にオーストラリアに留学し、英語教育を勉強しました。海外にいると日本人ということを意識させられ、日本のために何ができるのかを考えていたところ、教育の経歴を活かせるコラボ・スクールのことを知り、帰国後にボランティアとして参加しました。そのなかで、まっすぐな目で授業に臨む子ども達に魅了され、入社を決めました。今は英語の教科指導と教務スタッフのリーダーを任されています。生徒が満足した表情をしている時や、自分たちで考えたビジョンに向けて同じ方向に進んでいると感じる瞬間は嬉しく、やりがいを感じます。

被災地への「転職」は、社会的な動きとして、さまざまなメディアでも報道いただきました。

  • TBS「News23」
  • 「ソトコト」
  • ap bank Fund for Japan
  • JICA「クロスロード」

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子どもたちの未来を、生まれたばかりの事業を、あなたに育ててほしい

コラボ・スクールは、「上司にマニュアルを教えてもらうこと」を期待する方には、成長できない環境かもしれません。 一方、仕事を任せられ裁量を持ち、「自ら現場を動かす経験」を求める方には、十分に活躍できる舞台を用意しています。

求める人物像

教員や塾講師での経験をもとに活躍する職員もいますし、コンサルティング会社や広告代理店でのビジネススキルを活かす方もいます。必ずしも教育関係の業務の経験は問いません。
採用にあたって重視しているのは、価値観の一致です。私たちのクレド(行動指針)を紹介します。

クレド 「カタリバの約束」(抜粋)

可能性を信じる
相手の可能性を、心から信じよう。私たちは、“きっかけ”を届け、主体性を育むプロフェッショナル。
対話から生まれる創発を信じて、目の前の一人ひとりと向き合おう。
持ち場
責任を伴ったコミットメントが、何よりも成長を生み出す。まずは、自らの持ち場を100%やりとげよう。
当事者意識
課題を発見したら、誰もが手を上げられる。一人ひとりが“当事者”として、チャレンジの機会を掴みにいこう。
巻き込み力
一人ひとりが、より良い社会を実現するための同志。想いを伝えて共感を生み出し、周りを巻き込んでいこう。
走りながら考える
社会も、カタリバも絶えず変化する。そのスピードに振り回されず、変化を楽しもう。熱い想いを大事にしながら、冷静な検証を必ず行おう。
未来は創れる
何も無いところからでも、未来は創り出せる。仕事の枠組みを自ら定義して、一つずつ問題を解決していこう。

コラボ・スクールは、設立から5年目を迎えます。
ですが、これから成すべきことも、改善しなければならない課題もまだまだたくさんあります。

子どもたちの未来を、生まれたばかりの事業を、主体性をもって育てていく。
このように強い気概をもった方と一緒に働きたいと、私たちは思っています。

安心して継続的に働いていただくために

志に共感いただいても、「NPOで」「被災地で」働くのには、さまざまな心配をする方もいます。
入社を希望される方からよくいただくご質問への回答を紹介します。

1.給与について
「NPOで働く」=ボランティア?と勘違いされることもまだありますが、もちろんそんなことはありません。
最初の3ケ月は試用期間とし、19万円からスタートします。試用期間を終了すると20万円となります。そこから、3ヶ月に1回の昇給機会があり、成長角度の高いスタッフには、1度につき、1~2万の昇給が行われます。
2.居住環境について
宮城県女川町、岩手県大槌町の2拠点にて、コラボ・スクールを運営しています。スタッフは皆、カタリバが借りているシェアハウスにて、生活しています。長期間関わる正職員スタッフには個室を用意します。居住環境イメージ
3.休日・勤務時間について
週休2日制をとっています。基本的には平日出勤・土日休みですが、児童・生徒への授業やボランティアへの研修などによっては、土日に出勤いただくこともあります。(その場合は、振替休日を取得いただきます。)
13:00〜22:00を定時としています。

募集要項

勤務地 宮城県女川町 または 岩手県大槌町
勤務時間 13:00~22:00
雇用形態 【正職員】
原則、同じ条件で2年間の継続雇用

※その後、継続雇用の可能性あり

給与 200,000円~

※当社規定により経験・能力を考慮し、面接・面談後に決定
※ただし、試用期間中(3ヶ月間)は190,000円

休日休暇 週休2日程度、夏期・年末年始
応募資格 社会人経験3年以上

※ただし、当てはまらない方も個別に相談は可能

採用予定人数 若干名

コラボ・スクールを運営するのは、認定特定非営利活動法人カタリバ
2001年の設立以来、教育活動を行うなかで、2011年にコラボ・スクールを設立しました。

名称 認定特定非営利活動法人カタリバ
設立 2001年11月(2006年9月に法人格取得)
本部 東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
役員 今村久美(代表理事)、岡本拓也(常務理事)、酒井穣(理事)、中原淳(理事)、
井上英之(理事)、久保田克彦(監事)

2013年には運営組織及び事業活動が適正であることなど一定の要件を満たし、東京都から「認定NPO法人」として認定されました。
行政・企業などたくさんのステークホルダーと教育課題の解決に取り組んでいます。

  • 文部科学省「緊急スクールカウンセラー等派遣事業」(平成23・24年度)採用、内閣府「子ども・若者育成支援推進点検・評価会議」へ代表理事 今村が委員として参加など
  • バンクオブアメリカ・メリルリンチ様、サッポロホールディングス様、近畿大学様、ゴールドマン・サックス様、バーバリー基金様、新日本有限責任監査法人様など
  • 日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2009 キャリアクリエイト部門、内閣府・男女共同参画「チャレンジ賞」、「いいね!JAPANソーシャルアワード」最優秀ソーシャルプロジェクトなど

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エントリーから内定までの流れ

個人にとっての転職、また組織にとっての採用は、大きな決断です。双方にとって、最良の決断になるように、カタリバでは応募者の方々との「対話」に重点をおいて面接させていただきます。

1 書類選考 履歴書・職務経歴書をお送りください。フォーマットは問いません。現スタッフからの紹介の際は、書類選考を免除します。その理由は、スタッフの友人の場合、「カタリバとの親和性が高いケース」が多いからです。
2 1次面接・
適性テスト
人事担当者との面接です。カタリバという組織との親和性と基本的な業務スキルが選考ポイントとなります。クレド「カタリバの約束」 と「仕事内容」について、事前の確認をお願いします。適性テストは、教育者としての最低限の資質を確認するWebテストです。
3 2次面接 入社後、上長になりうるディレクタースタッフとの面接です。応募者の方が「いままで何をしてきたのか」「カタリバで活躍できるか」の2点について話をする時間がメインとなります。応募者の皆様も、わからないことは積極的に質問していただき、「実際の業務内容」をイメージする機会として活用ください。
4 3次面接 事業部長との面接です。NPOカタリバは「生き抜く力を、子ども・若者へ」を理念に活動しています。“あなた”の考える、“あなた”の生き抜く力を教えてください。
5 最終面接 代表理事・今村/事務局長・岡本との最終面接になります。ここまできたら、採用用件は満たしているという判断ですので、細かいことは考えずに、“思いの丈”を正面からぶつけてください。この面接後、採用の方には内定通知をお送りします。

応募プロセスが長いと感じられるかもしれませんが、被災地で働くことをきちんと吟味していただき、「こんなはずではなかった」ということが起きないように、採用プロセスを設計しています。
※応募者の方の現住所によって、スカイプでの面接を随時実施しております。

代表メッセージ

震災の経験を、“悲しみ”から“強さ”に

代表写真

たった一瞬で、慣れ親しんだ町並みが壊れ、あるいは家族もいなくなる。そして、避難所や仮設住宅など、全く新しい環境で、もしかしたらこれまでとは違う人たちと暮らしていかなければならない…このように苦しく辛い試練を経験した子どもたちが、もしそれを乗り越えたなら、誰よりも強く、そして優しくなれるはずです。この子どもたちから、10年後の日本にイノベーションを起こしてくれるリーダーが生まれると、私たちは信じています。私たち大人の役目は、悲しみを強さへと変える「学習機会」を作ってあげることです。

私たちと志を同じくする方と一緒に、子どもたちが安心して学べる場所を守り、未来の復興を担う子どもたちを育てていきたいと思っています。ご応募をお待ちしております。

職員・インターン生が集まって行った全体会議
2014年事業報告会にて、スタッフ、ご支援者の方々と一緒に
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