被災地の放課後学校「コラボ・スクール」

コラボ・スクールとは、 東日本大震災で被災した子どもたちのための、放課後の学校です。 地震による被害が最も激しかった地域の1つである、宮城県女川町と岩手県大槌町の2地域で展開。 津波で家が流されて狭い仮設住宅で暮らすなど、落ち着いて学ぶ場所を失った子どもたちに、 学習指導と心のケアを行っています。

設立:2011年7月  校舎:女川向学館(宮城県女川町)大槌臨学舎(岩手県大槌町) 生徒:小中学生・高校生など 約300名  運営:認定特定非営利活動法人NPOカタリバ


「幼い子どもたちのために」と話す高校生との出会い

東日本大震災の直後の女川町

設立のきっかけは、東日本大震災直後の2011年4月17日、代表理事 今村久美が初めて被災地を訪れたとき、ある女子高校生と出会ったことでした。震災で両親が行方不明となり、遺体安置所でたくさんの遺体を確認するなどつらい体験をした彼女が、そのとき宮城県石巻市で取り組んでいたのは、子どもたちと遊ぶというボランティア。「私も大変だけど、私よりも幼い子どもたちはもっと大変」「保育士になるという夢をかなえたい。親を失ったから短大にいけるかわからない。でも、復興のために自分にできることをしたい」そう語る彼女の話を聞いて私たちが強く感じたのは、「被災した子どもたちは、日常を失ったからこそ、日常のありがたみがわかる」ということでした。


被災地の復興を担う、未来のリーダーを育てる

放課後に教室で学習する中学生

たった一瞬で、慣れ親しんだ町並みが壊れ、あるいは家族もいなくなる。避難所や仮設住宅など新しい環境で、もしかしたらこれまでとは違う人たちと暮らしていかなければならない・・このように苦しく辛い試練を経験した子どもたちが、もしそれを乗り越えたなら、誰よりも強く、そして優しくなれるはずです。この子どもたちから、10年後の日本にイノベーションを起こしてくれる未来のリーダーが生まれると、私たちは信じています。そのために私たち大人がはたすべき役割は、「可哀想な子どもたち」に、ただ一方的に“与える”という支援ではありません。彼らに寄り添いながら学習意欲を引き出し、“悲しみ”を“強さ”へと変えるための教育機会を用意することです。


被災地の教育課題を、長期的に支援

被災地でのボランティア・インターンが、子ども達に寄り添う

このような想いから、私たちNPOカタリバは2011年7月、宮城県女川町で「女川向学館」を、同年12月には岩手県大槌町で第2校目「大槌臨学舎」を設立しました。さらに熊本地震が起こった2017年6月には熊本県益城町で3校目の「ましき夢創塾」を始めています。熊本はもちろん、復興が進みつつある東北でも、震災による爪あとは、子どもたちの学習環境にとってなお深刻です。狭い仮設住宅で暮らし、放課後に勉強する場所がない子どもたちが残されています。コラボ・スクールでは、彼らに学習指導を行うとともに、友達と安心して交流できる居場所を提供。キャリア学習やプロジェクト学習も合わせて、子どもたちが未来の復興の担い手として成長するための支援を行っています。


余震の不安と不自由な環境の中、
支援を必要とする子どもたちがいます。
【説明会実施中!】地域の教育課題にとことん向き合う1年間 『実践型教育インターン』

熊本地震で甚大な被害を受けた益城町には、余震の不安と不自由な環境での生活のため十分に勉強できず、心に大きな負担を抱える子どもたちがいます。将来をあきらめることなく、未来を切り拓いていけるように。あなたのご支援をお待ちしています。

活動場所は、宮城県女川町・岩手県大槌町、福島県双葉郡、島根県雲南市、熊本県益城町。地方を舞台に自分自身を成長させたい方、募集しています。