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~生徒のありたい姿のサポート~コラボ・スクール大槌臨学舎

2023.3.24

はじめに

こんにちは、コラボ・スクール大槌臨学舎です!すでに桜が咲き始めている地域も多く、少しずつ春の暖かさを感じられるようになりました。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

今回のブログは、2022年度最後のブログとなります。いつも、私たちの活動を見守っていただきありがとうございます!是非、今回のブログもお楽しみください!

私たち大槌臨学舎スタッフは、中高生の目標の実現に向けてサポートを続けてきました。大槌臨学舎で夢や目標を持っている中学生向けに今年度企画をした「夢ゼミ」、そして、高校のカリキュラムにも含まれている三陸みらい探究の「マイプロジェクト」の放課後活動を。今回のブログでは、その2つの活動の紹介とともに、それぞれの目標に向かって懸命に取り組む生徒の様子をお届けしたいと思います!

夢ゼミ~中学生のありたい姿、近づくための小さな一歩の積み重ね~

大槌臨学舎では、生徒の目標の言語化のサポートをする出会いの機会の提供、そして、その目標達成のための小さなアクションを実行できるようなサポートを行ってきました。その実行のサポートとして行った企画が夢ゼミです。夢ゼミでは、”スポーツ医療士・海外のホテルマンになりたい、部活の県大会に進みたい、動画編集を始めてみたい”など、生徒が持っている様々な目標を①明確になりたい職業が決まっている組②学校での目標がある組③今始めてみたいことがある組の3つに分けてゼミ形式で行う授業を行いました。

授業の中では、目標実現のために必要なアクションのアイデアを沢山出していきます。出たアイデアの中からすぐにできそうなアクションを1,2個に絞り、いつやるのかどのようにやるのか、というところまで計画を立てます。そして、次の授業で振り返り、グループ内で発表を行う、これを何度か繰り返すことで、一歩ずつ目標実現に繋がれば良いなという思いをもって行いました。

例えば、スポーツ医療士になりたいという生徒が、たくさん出てきたやりたいアクションの中から、”人の骨についての情報をインターネットで一つ調べて一週間後にコラボのスタッフに紹介する”というアクションを選んだ生徒がいました。振り返りの時に、「一人だとどこから始めればよいかわからなかったけれど、今できる小さいことからやってみて、意外と難しくないことがわかった。」と、伝えてくれました。

マイプロジェクト~身の回りの課題や自分自身の関心を深めるための学び~

大槌高校では、「三陸みらい探究」といって、自らの関心のあるテーマを軸に「マイプロジェクト」を企画し、地域の資源を活用しながらアクションに取り組むというカリキュラムがあります。生徒が放課後地域の方と繋がったり、イベントや相談を行う場所として大槌臨学舎を利用することが、毎年多くあります。

ファッション、音楽、ラップ、防災のテーマなど生徒の個性溢れるたくさんのテーマがありました。今年度は、大槌高校から1、2年生合わせて17プロジェクトが岩手県立大学で開催された「全国高校生MY PROJECT AWARD 2022 岩手県summit」に参加してきました。そのすべての生徒が大槌臨学舎をほぼ毎日利用し、自らの学びを深めるために生き生きと活動を行う様子が印象的でした。

MY PROJECT AWARDアワードとは?

大槌高校生のMY PROJECT AWARD 2022 岩手県summitの様子はこちら!

全国大会に出場したり、入賞をして次に進む生徒もいました。ただ、それだけではなく、マイプロジェクトでの地域の方との繋がりを通して「自分も、最後までやりぬくことができるんだと自信になった」、「アドバイスを素直に受け止めたり、誰かのために考えて動くことの大切さを知った」という声が。また、大槌臨学舎スタッフととマイプロジェクトを進めるうえで「学びを深めるためにマイプロジェクト終了後も学び続けたい、大学も視野に入れたいという気持ちになった」などと、生徒なりに成長を言葉にできたり、進路に対して変化が起きた生徒もいました。

あとがき

私たち大槌臨学舎スタッフは、生徒のやりたい・学びたいことや挑戦してみたいけれど勇気が出ない、やり方が分からないことなどに対して、対話を通して一歩踏み出せるようなサポートを行っています。この一年を通して、生徒の知識が増えたり、自分に自信がついたり少しずつでも変化する姿を近くで見ることができてとても嬉しく思っています。今後も目標に向けてコツコツと経験を積み重ねられるようサポートを続けていきたいと思っています!