ボランティア募集原田佳奈さん

最後に、担当した子から「話しやすかった」
と手紙をもらいました

原田佳奈さん(大学生)


私は大学の授業で向学館を知りました。被災地で何か自分ができることはないだろうかとちょうど考えていたところだったので、勉強を教えた経験などはありませんでしたが勢いだけで申し込みをしました。
実際の活動は中学3年生の英語、数学の個別指導がメインでした。同じ生徒を何回か教えることがほとんどだったので、最初はお互い少し緊張気味でも、毎回会うごとに勉強のことに限らず様々な話ができるようになっていったのが嬉しかったです。また、復習をしたときに前回教えたことを思い出して問題を解いていたときはこちらも嬉しくなりましたし、やりがいを感じました。

しかし、問題の解説をしてもいまいちわかってもらえないようなときは、わかりやすく説明することの難しさや自分の力のなさを痛感しました。どれくらい生徒たちの力になれたかは正直わかりませんが、担当していた子が最後にくれた手紙にわかりやすかった、話しやすかった、と書いてあって、本当にやってよかったと思いました。
空いた時間は近くの温泉に行ったり、家で本を読んだり、休みの日には町の様子を自転車で見に行ったりしました。がれきの山やほとんど建物が残っていない海岸沿いの様子には胸が締め付けられる思いがして、しっかりと記憶に留めておこうと思いました。向学館での空き時間は震災関連の本を読んでいることが多かったです。

そして、他のボランティアの方々との古い一軒家での共同生活はとても楽しく、様々な年代や職業の方と話をすることができて、とても刺激になるとともに自分を見つめなおす機会にもなりました。夜ご飯は皆で食べることが多かったですが、その他はそれぞれのスタイルに合わせて生活していたので家の中で携帯電話の電波が入りにくいという以外は過ごしやすかったように思います。
女川にいた2週間は毎日が充実していてあっという間に過ぎていってしまいました。今回の活動を通して学んだこと、感じたことはとても多く、まだ自分の中でうまく消化しきれていないほどです。今回のことを活かしながら、これからも定期的にボランティアとして参加できればと思っています。


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