ボランティア募集スタッフメッセージ

こちらでは、大槌臨学舎で教務責任者を担当している加賀大資より、被災地の課題や、コラボ・スクールの新たなチャレンジについてご紹介します。 また、大槌臨学舎で働くスタッフのQ&Aを掲載しています。

※ボランティアについてのご不明点、その他のお問い合わせにつきましては、受け入れ担当スタッフ:吉田までご連絡ください。 お問い合わせ用メールアドレス:vo-tohoku@ml.katariba.net


“未来の自分”を想い描けない子どもたちへ、夢を描く応援をしたい

大槌臨学舎 教務デイレクター 加賀 大資

コラボ・スクールのある大槌町・女川町では、仮設住宅に住んでいる子どもたちもまだ多いなか、依然として「居場所」としてのニーズがあります。震災からもう4年が経った今だからこそ、被災地の子どもたちについて考えていただけることは、とてもありがたいです。 ですが、震災によって浮き彫りになった「新たな課題」もあります。

それは、将来の夢を描けない子どもがいるということです。「夢は?」と聞いても、何も出てこない子が本当に多いのです。 「過疎化」「学んだものを何に使うのか、将来何になるのかの選択肢がない」「身近な大人のロールモデルが少ない」「将来のキャリアが想像できない」といった背景があり、学習指導だけでなく、キャリア教育の必要性を強く感じています。 そういった意味でも、子どもたちにとって「お兄さん・お姉さん」にあたる、キャリアの先輩でもある大学生の皆さんが、ボランティアに来て子どもたちと触れ合うことは、とても意義があると思います。そんな「お兄さん・お姉さん」から話しかける時間をつくる「コラボ・ゼミ」や、習っている英会話を使い、これまで接することがなかった外国の方へ、自分が住む町の様子を紹介するツアー企画など、次々と新しい取り組みをスタートさせています。 「被災地の子どもたちが落ち着いて学ぶ場所を」というところからスタートしたコラボ・スクールは、「居場所」としての機能だけを求められるフェーズから、「学力の向上」や「将来を見据えて生き抜く力を身につける」ためにチャレンジする、次のフェーズに移行しています。今の子どもたちにとって必要なこと、その中でコラボ・スクールにできることを、学校や行政、地域の皆さまと相談しながら実践しています。 「子どもたちに笑顔を届けたい」「夢を描けるように寄り添って応援したい」「塾講師の経験や、英語のスキルを生かしたい」といった皆さんからのエントリーをお待ちしています。


コラボ・スクール スタッフ紹介

小倉 司

Q:出身・前職
A:埼玉県です。大学院修士課程を休学し、実践型インターンとして1年間働いています。

Q:コラボに来たキッカケ
A:正直に言うと「今しかない!」と思ったのが一番大きいです。震災から6年が経っており、このまま修士課程を修了し仕事について・・・となると、震災や、学校・塾以外の教育に携わる機会はないだろうと思いました。

Q:コラボでの仕事内容
A:子どもと関わる場面では、英語や英語検定の授業、自習室対応、適応指導教室など。専門的な知識がない人材でも行える汎用性を意識しています。

Q:コラボでのやりがい
A:1つは、学習を通して子どもたちが「できた」「わかった」という実感を持ってくれることです。短い期間ですが、授業や自習で子どもたちと関わるときに、小さくてもいいので子どもたちの中に価値を残すことを心がけています。2つ目に、教育を通して町の人と関われること。大学にいるだけでは、ここまで深く関わることはなかったと思います。

Q:コラボを一言で表して
A:「学びの海」。学ぶべきものが1日のうちにたくさんあり、僕はまだおぼれています・・・毎日毎日、学びの中でもがいて、たくさんの学びを吸収していきたいです。

Q:コラボ検討者へのメッセージ
A:1歩を踏み出すことは困難なことかもしれませんが、少しでもやってみたいと思っているなら、後悔するのはどちらか考えて選択するといいと思います。僕はそうしました。そして今、僕は後悔していません。ぜひ、一度コラボ・スクールにいらしてください!

宮城 千恵子

Q:出身・前職
A:沖縄。前職は洋服屋の店長をしていました。店舗経営の他に、新規出店、社員育成等いろいろなことにチャレンジさせてもらいました。

Q:コラボに来たキッカケ
A:前職は転勤が多くたくさんの若者と話す機会がありました。共通していたのは、みんなとにかく「自分に自信がない」こと。「私の人生には意味なんてありません」そんなことを本気で口にしてしまう状況を変えたい!もっと早い段階で彼らに出会いたい!という思いから。東北に来たのは、震災を見て見ぬふりしていた自分を変えたかったから。

Q:コラボでの仕事内容
A:小学教務の運営(自立学習プログラムの開発、学校・地域と連携した放課後学校の運営)、中学英語科、イベント運営等。

Q:コラボでのやりがい
A:学校や地域との連携は、子どもたちの未来や新しい教育の形を創っていると感じられてワクワクします。でも一番は、子どもたちが学校帰りに「先生~!今日〇〇があったー」「○○できたー」等、日々の変化を報告してくれ、それを一緒に喜べることです。

Q:コラボを一言で表して
A:安心してチャレンジできる場所。

Q:コラボ検討者へのメッセージ
A:小~高校生まで集まる、そんな場所は全国探してもなかなかありません!塾でも家でも学校でもない。そんな子どもたちの居場所づくりに参加しませんか? みなさんとの出会いが、子どもたちにとってかけがいのない経験となります。ぜひ力を貸してください!

大串 勇志

Q:出身・前職
A:兵庫県。以前は人材会社で就職支援と法人営業を担当していました。

Q:コラボに来たキッカケ
A:就職氷河期を経験した自分にとって、就職活動は暗くて苦しいものでした。「若者が自分らしく活き活きと未来を考えられるキャリア支援」という『夢』を実現するため転職。阪神淡路大震災を経験し、大学で防災を学んだ自分ともリンクし、被災地へ。

Q:コラボでの仕事内容
A:高校支援業務(学習や発達に困難を抱えた生徒の特別支援・高3生の進路支援・課外活動の支援)、中学教務、高校生のプロジェクト型学習。

Q:コラボでのやりがい
A:中学生や高校生にとって「ヨソ」からきた少し年上の「ワカモノ」の影響力は強いです。何気ない一言が「あのとき、こういう言葉をかけてくれたよね」と心に残っていたり、またある生徒の「こんな風に変わりたい」という思いの背景になれていたり。生徒と接する一瞬一瞬が人生の変わるきっかけになっています。

Q:コラボを一言で表して
A:人とのしがらみや人からの先入観なく、ありのままの生徒の可能性を引き出せる場所。

Q:コラボ検討者へのメッセージ
A:地域に根を張って働くと、たくさんの気づきや学びがあります。小さなコミュニティの中だからこそ子どもたちが苦しむこと、幸せなこと。スタッフは、被災地、少子化、コミュニティの分断…近い未来に日本が抱える教育の問題を、どこよりも早く乗り越えようと日々戦ってます。これからの社会で活躍したいと願う方に、ぜひ見てもらいたいです。

坂本 千紘

Q:出身・前職
A:宮城県出身。大学を出てすぐインターンシップ、から職員として継続すること2年半。

Q:コラボに来たキッカケ
A:カタリバとの縁は、大学を休学して参加した首都圏のカタリ場事業部でのインターン。震災時、現地にいながら何も出来なかったことへの後悔、今後も東北で教育に携わる仕事をする以上、震災から目を背けてはいけないとの思いから、コラボ・スクールへ。

Q:コラボでの仕事内容
A:午前中は、町内の小学校に特別支援員という形で関わっています(主に算数や音楽などのTT、先生方のお手伝い)。午後からはコラボ・スクールに戻り、英語の授業や、英検対策のプログラム開発等で中学生をメインに仕事をしています。

Q:コラボでのやりがい
A:地域や学校、行政とも連携をして、町ぐるみで教育を変えようとする「うねり」の中に身を置けること。その中で、子どもたちの小さな変化に毎日触れ、それを子どもたちだけでなく、スタッフとも共有しあえることです。復興が進み、町が新しく作られていく中で、子どもたちが自分の町について考え、悩み、その成長に寄り添うことができます。

Q:コラボを一言で表して
A:日進月歩。

Q:コラボ検討者へのメッセージ
A:全国各地からのボランティアの皆さんと出会い、自分の知らない世界に触れられることを、子どもたちは楽しみにしています。沿岸部は復興途中。皆様の力が必要です。日々成長し続ける子どもたちの小さな「できた!」「わかった!」を共有しませんか?


被災地の現状が、「将来への不安」という課題を生み出しています

「私は自分の将来に不安を感じている」・・・68.5% 「私は価値のある人間だと思わない」・・・55.6% 「将来やりたい仕事が分からない」・・・41.7% 「自分が参加しても社会は変わらないと思う」・・・58.3%

※コラボ・スクールに通う中学1年生〜中学3年生108名のアンケート結果より

震災から6年以上経った現在も、コラボ・スクールに通う生徒の約20%が仮設住宅に暮らし、家族への配慮や、近所の物音がする落ち着かない環境で勉強しています。 身近なロールモデルとなる大人が少ないことで、自分たちの将来に不安を感じている子どもたちが多くいます。 震災による子どもたちの学習環境や未来への影響は、まだまだ深刻な状況です。 あなたも子どもたちのために、教務ボランティアに参加しませんか?

ボランティアに応募する
【説明会実施中!】教育課題にとことん向き合う1年間 『実践型教育インターン』

活動場所は、宮城県女川町・岩手県大槌町、福島県双葉郡、島根県雲南市、熊本県益城町、東京都足立区、東京都杉並区。子ども、地域、自分ととことん向き合い成長したい方、募集しています。