東日本大震災の体験を、悲しみから強さへ
東日本大震災から10年以上が経ち、復興が進んだ今でも、
安心して学ぶことができる場を失った
子どもたちが、被災地には残されています。
「震災があったから、夢をあきらめた…」
「教育の機会に恵まれず、未来を思い描けなかった」
こうした悔しさは抱いてほしくないと、
支援に立ち上がったのがコラボ・スクールです。

被災地の放課後学校「コラボ・スクール」とは

勉強部屋を奪われた子どもに、
安心して学べる場を

勉強部屋を奪われた子どもに、安心して学べる場を

津波で家が流されて、狭い仮設住宅で暮らし、落ち着いて学ぶ場所を失った子どもたちが、被災地には数多く残されています。開設されてから、のべ1,700名の小学生から高校生へ、放課後に学習を指導。安心して過ごせる居場所をつくることで、震災後のストレスへの心のケアも担っています。

宮城・岩手・福島・熊本で
長期的に復興を支援

宮城県・岩手県の2地域で長期的に復興を支援

2011年、東日本大震災による被害が特に激しかった、宮城県女川町と岩手県大槌町に設立しました。2016年には熊本大震災で被害を受けた熊本県益城町、2017年には福島県広野町でも放課後施設を立ち上げました。行政や学校と連携し、全国から集まったボランティアや遠くから見守る寄付者の皆様とも「コラボ」して、子どもたちを支えます。

東北の復興を担う
未来のリーダーを育てる

東北の復興を担う未来のリーダーを育てる

「震災というつらく悲しい試練を乗り越えた子は、誰よりも強く優しくなれるはず」という想いから、未来の復興を担うリーダーの輩出を目指しています。「町の復興のために、私たちも今できることをしたい!」など被災後に希望の芽生えた子どもたちを、キャリア学習やプロジェクト型学習なども通じて支援しています。

拠点一覧

・女川向学館(宮城県)

女川向学館 (宮城県)イメージ画像

・女川向学館(宮城県)

「震災があったから夢をあきらめた」ということが絶対に起こらないよう、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県女川町で2011年7月から放課後学校「コラボ・スクール」を運営しています。日常の風景が奪われ、大きな悲しみを経験した小中高生への学習支援、居場所の運営、体験プログラムを提供。学校との提携や高校生が地域や身の回りの課題を解決するための探究学習「マイプロジェクト」も取り入れ、地域と連携した子ども支援を実施しています。
*「コラボ・スクール女川向学館」は、2022年4月1日より現地新法人「一般社団法人まちとこ」に事業移管しました

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・大槌臨学舎(岩手県)

大槌臨学舎(岩手県)イメージ画像

・大槌臨学舎(岩手県)

東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌町で放課後学校「コラボ・スクール」を2011年11月から運営。大きな困難を乗り越え、「学びに向き合う」「今の自分に向き合う」そして「震災に向き合う」存在になってもらうため、中高生への学習支援、居場所の運営、体験プログラムを提供。大槌町教育委員会に職員を配置し、様々な立場の人が街の教育と未来を考える場も創出しています。

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・双葉みらいラボ(福島県)

双葉みらいラボ(福島県)イメージ画像

・双葉みらいラボ(福島県)

震災と原発事故という二重の災害に見舞われた福島の子どもたちが、その経験を前向きな力に変え、未来を生き抜く力を育むべく2017年6月から福島県立ふたば未来学園高等学校内に設置されました。「学校の中にある新しい放課後の居場所」として、心の安定とチャレンジの機会を日常的に高校生へ届けます。地域課題解決型プロジェクト学習のサポートとして、高校生と地域の人をつなぐ「ハブ」の役割を担っています。

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