最新のお知らせ

「新しい町を作るため、僕たちは今、勉強する」

2012.7.11

※以下の寄付キャンペーンは既に募集を終了しています。
 震災復興への寄付は、現在でも受け付けております。

津波で、家や塾を流された子どもたちのために

2011年3月11日から、1年と4ヶ月。

たくさんの方々からの応援のおかげで、コラボ・スクールは、
新しい年度を迎えることができました。

「震災があったから、志望校に行けなかった・・」

そんな想いは抱かせたくないと始まった女川向学館・大槌臨学舎では、
約300名の生徒に、震災のため遅れてしまった学習を指導。
そして、震災で傷ついた心のケアを行ってきました。

女川向学館 卒業生(2011年度) 山本瑞帆

忘れることができない、忘れてはいけない3月11日。あの日から生活が大きく変わりました。不安、悲しみ、苦しみ、そして絶望の想いで学校へ通いました。
そんなとき、学校で「女川向学館から」と書かれたプリントを渡されました。初めは行く気がしませんでした。しかし、受験は自分1人でやり通さねばならなりません。心が揺れ動き、ひとりひとり個性が違う私たちを、向学館の先生方は優しく受け入れ、支え続けてくださいました。向学館でたくさんの人と出会い、色々な経験をし、本当の自分を見つけ出せたことは一生忘れません。厳しい現実を目の当たりにしても、自分を信じて夢へと一歩一歩近づいていきたいと思います。

大槌臨学舎 卒業生代表(2011年度) 藤原美代乃

私たちは、中学校3年生になる前に、東日本大震災という大災害に遭いました。みんな大事なものを失いました。そして何より、受験生という意識が全く持てませんでした。そんな中、コラボスクールができました。コラボが出来てからは遅れていた3年生の勉強、教科書もなくてできなかった1、2年の復習をすることができました。休みの日は自習室もあり、勉強にすごく集中できた。先生たちには勉強以外の事もたくさん教わりました。コラボは私の生き方も変えてくれました。高一になる前には、大槌と女川のコラボの人たちで、支援者に感謝の気持ちを伝える旅行に行ってきました。女川の友達や旅行中にたくさんの人に出会って、人を助ける医療系の仕事に就きたいという夢が強くなりました。高校では必死に勉強して、自分の夢を叶えたいです。

卒業した中学3年生は、98%が第一志望の高校に合格
今春に、将来へと巣立っていきました。

「緊急支援」から、“復興の担い手”を育てる へ

2012年度、新しいスタートを切ったコラボ・スクール。
震災直後の「緊急支援」の役割を少しずつ終えつつある今、子どもたちが
“復興の担い手”として成長するのを応援しています。

生徒たちの夢

 「避難所でやさしく励ましてくれた看護師さん
  みたいに、将来なりたい

 「福祉の仕事でお年寄りの方々のために働きたい」

 「前は保育士になりたかったけど、病院で働く姿がかっこよくて、
  震災後、薬剤師を目指すことにしました」

 「女川町はこのままではいけない。
  自分が女川町を支えられる人間になりたい。」

 「ここで集中して勉強して、消防士になる夢を叶えたい」

  感謝の気持ちと将来への決意を書いた、生徒の作文はこちら

震災という、悲しくつらい試練を乗り越えた子どもたちは、
自分たちの将来と、町の復興を重ね合わせ、夢に向かってたくましく歩みを始めています

3年以上、継続的に子どもたちを支援

2011年7月、女川向学館を開校した当時、
「この活動は3年間をめどに、終わりにしてもよいのではないか」
私たちは、そう考えていました。

子どもたちが奪われた“学ぶ場”を確保して、
失業した地元の塾の先生たちと“雇用”契約を結び、教壇に立ってもらう。

地元の方々の独立を支援して、私たちは徐々に
手を引いていけばよいのではないか、と。

でも今、女川町・大槌町の子どもたちが学ぶなかで
紡ぎだされる新しい“可能性”に、生徒や保護者、
地域住民や行政機関などから、評価をいただいています。

「コラボ・スクールを、続けてほしい」
 
このような要望を強くいただくなかで、私たちNPOカタリバは、
コラボ・スクールを3年以上は継続して運営することを決めました

学校を続けるために、長期的なご支援をお願いします

コラボ・スクールの運営には、1校で年間約6000万円の費用
かかることを想定しています

継続的な事業展開を前提にした財務計画では、
現状では、2013年度には運営資金が不足する試算です。

2011年度 決算報告はこちら  2012年度 使用使途はこちら
2011年度活動報告書/2012年度使途予定
  
昨年度にはたくさんの法人・個人からご寄付をいただきました。
子どもたちに“学びの場”を届けていただいたこと、厚く御礼申し上げます。

一方、東日本大震災から時間が経過するとともに、残念ながら、
その金額も減少すると予想しています。

子どもたちのなかで、せっかく開き始めた“可能性”を
途中で摘んでしまうことがないように、まだまだご支援が必要です。

子どもたちが、復興への“未来”を形づくっていくのを、
ぜひご寄付という形で応援お願いいたします。

今回ご寄付をいただいた方へ

被災地では今、新しい町づくり、産業の再生への動きが
少しずつ始まっています。

たとえば、女川町で復興を願いつくられたキーホルダー、
「おながわフィッシュ」


  
1口(3000円)以上ご寄付いただいた方
または「サポーター」になっていただいた方には、
このコラボ・スクール限定版を、記念品としてプレゼントさせていただいております。

※「おながわフィッシュは数量限定となっております。
 また事務手続きの都合上、ご寄付の時点で在庫の有無はご案内ができません。
 予定数配布終了の際は、Web上でご案内申し上げますが、
 その前にご寄付いただきましてもプレゼントできない場合があります。

なお、今回の配布は、諸般の事情により、在庫の有無には関わらず、
7月末をもって終了とさせていただきます。
誠に申し訳ございませんが、あらかじめご了承ください。

新しい町づくりに、一緒に参加しませんか?

おながわフィッシュは、女川で被災した人々が
一つひとつ手作業で作っています。

持ち手が「木のサカナ」となっているのは、漁港の町・女川で
「いつかホントのお魚がとれるまで・・・」という思いを込めて。
このサカナが出荷されることが、作業にあたった方の経済支援ともなります。

おながわフィッシュ

このおながわフィッシュとコラボ・スクールがコラボして誕生したのが、写真の品です。
女川の町木「桜」で作られ、皮帯に「collaborative school」の刻印が押されています。

「新しい町を作るんだ。そのために僕たちは今、勉強する。」

子どもたちは、そう話しています。

机で勉強する生徒

あなたも、新しい町づくりに、ぜひ一緒に参加しませんか?

宮城県女川町・岩手県大槌町より、ご支援を心からお祈り申し上げます。

最後に

3.11から1年以上がたち、多くの人々が、
震災のことをだんだんと忘れつつあります。

残念ながら、抗えない現実です。

だからこそ、あなたが、このキーホルダーをつけて、
コラボ・スクールのこと、女川のこと、子どもたちのことを
周りの方々にぜひ話してほしいと思っています。
それが、私たちからのお願いです。

東北のことを忘れずに、遠くから見守って、応援いただいている方がいること。
それが、子どもたちにとって、かけがえのない力になります。

長期的なご支援を、心をこめてお願い申し上げます。

【説明会実施中!】教育課題にとことん向き合う1年間 『実践型教育インターン』

活動場所は、宮城県女川町・岩手県大槌町、福島県双葉郡、島根県雲南市、熊本県益城町、東京都足立区、東京都杉並区。子ども、地域、自分ととことん向き合い成長したい方、募集しています。