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“女川版”枕草子が完成しました!

2012.12.03

11月27日、小学5年生の国語の授業で
「枕草子in女川プロジェクト」の発表が行われました。

このプロジェクトは、
「春はあけぼの…」から始まる枕草子の女川版を作ろうという
プロジェクトです。
美しい日本語に触れ、郷土愛を育むというコンセプトの元、
約1ヵ月かけて制作しました。

今回特別サポートをしてくれたのは、
カナダ在住のアーティスト、武谷大介さんです。

武谷さんが教えてくれたのが、
「デザイン文字」というもの。
絵や写真の中に文字を書いたり、
絵を組み合わせて文字を作ります。

視覚的に訴えることによって、
見た目も華やかに、相手にも伝わりやすくなります。

これを自分の作った枕草子の文章と
組み合わせて、一つの作品にします。

まずはテーマ決めです。
「女川らしいものってなんだろう?」
「サンマまつり!」
「江島?」
女川町出身の先生たちにもインタビューをして、
イメージを膨らませます。

テーマが決まったら、文章作成に取り掛かります。
「春はしらす しらすはご飯にかけてもをかし…」
どんどんアイデアが膨らみます。

次にデザイン文字作りです。
パソコンでイラストや写真を検索して、参考にする子どもたち。

色鉛筆や絵の具を使って思い思いの作品に
仕上げていきます。
授業のない日に来て作業をする子も。

そしてついに発表会。
たくさんの保護者の方やスタッフが見に来てくれました。

お互いに作品を評価しあいます。
「ここを工夫して…」
先生にも自分の作品をしっかりと説明していました。

みんな個性が出ていておもしろい!
良く見ると絵の中に文字が隠れています。


(銀ザケに「ギンザケ」)


(帽子、アイスなど夏の風物詩で「マツリ」)


(中心の女の子の頭に「江」右腰に「の」右足に「し」左腰に「ま」で「江島」)


(船と網、牡蠣で「カキ」)

今回のプロジェクトを通して、
地元・女川の魅力を再発見することが出来ました。

作品は商店街に展示し、町の人に見てもらう予定です。