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「みんなで歩いて帰るの楽しいね」~ようやく戻った子どもたちの日常~

2020.9.10

東日本大震災から9年と5か月が経ちました。

先日、女川向学館がある宮城県女川町で施設一体型小中一貫教育学校の校舎が完成しました。

今回は完成した校舎の紹介と今子どもたちが置かれている状態について紹介します。

 

震災前、女川町には小学校が3校、中学校が2校ありました。東日本大震災があり、仮設住宅用地確保などの問題により小学校、中学校それぞれ1校に集約されました。

 

その後、施設一体型小中一貫教育学校を建設することが決まりました。そして、この夏、子どもたち、町の人、様々な人の願いが詰まった新校舎がようやく完成したのです。

 


▲町の中心部から新校舎をみた様子▲

 

新校舎は町の中心部に位置しています。

高台の上にあるので町のあちこちから学校を見つけることができます。

 

校庭は人工芝でできています。

女川の青い海に緑がよく映えています。

 

▲人工芝での運動会の様子▲

 

校舎の新設と共に子どもたちの日常で大きく変わったことがあります。

それは「登下校」です。

震災以降、復興工事でトラックが増えたことや足場が悪いことを受け女川の子どもたちはバスで登下校を行っていました。

町のほとんどの復興工事が終了し、行きかうトラックが少なくなり安全になったこともあり徒歩による登下校が復活することになりました。

▲向学館へ向かう子どもたち▲

 

子どもたちの声を紹介します。

 

小学3年生の男の子

「ずっとバスで帰っていたけど、みんなで歩いて帰るのは楽しいね!」

中学2年生の女の子

「校舎がピカピカなんだよ。毎日学校に行くのが楽しみなんだ」

 

震災は多くのものを奪いました。子どもたちの日常もその1つです。

9年5か月ぶりに始まった「登下校」という日常。

朝と夕方、子どもたちの声が町の中に響いています。

さらに、新しく完成した施設一体型小中一貫教育学校の校舎は子どもたちの学ぶ意欲をより引き出しています。

 

子どもたちにとって新しい毎日がはじまりました。

秋もみんなでがんばっぺし!