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【山田高校カタリ場】震災から5年経った高校生たちのリアル

2016.5.19

新年度も始まったばかりの4月12日、岩手県立山田高校の新入生オリエンテーション内でキャリア学習プログラム「カタリ場」を実施しました。

大槌町の隣に面し、岩手県沿岸中部に位置する山田町。
東日本大震災では町の50%以上の家屋が被災、45.8%の家屋が全壊し、800名以上の方が亡くなりました。
また地域を走るJR山田線は、震災から5年経った今も一部運休しており、全線開通は2018年度と見込まれています。


普段は町にいない大学生や大人たちに、戸惑いながら会場へ入場してきた高校生たち。
しかしグループ対抗ゲームや少人数グループとなって自己紹介を進めるうちに、スタッフとも打ち解けていきました。
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今回のカタリ場のテーマは「高校生活の一歩目を考える」。
そのために自分自身について、また地域や学校など身の回りで気になることをヒントに、これから自分にとって理想の高校生活を考えました。

まずは、「先輩の話」。
生徒は紹介シートを読んで、気になる「先輩の話」を選んで聴きに行きます。

「実は周囲の目が気になって、動き出せなかったんだよね。」
「高校の時、部活で何もうまくいかなくてさ…」

大学生のスタッフがこれまでの失敗も挫折も含めた体験談を、赤裸々に、熱く語りかけました。
スタッフによって、話される経験やエピソードは全く異なります。

しかし、共通するのは「そこから自分は何を学んだか」という生のメッセージ。
生徒たちは真剣に聞き入っていました。

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話を聞いた後は、生徒自身が自分のことを振り返ります。
16年間という大人からしたら短い人生でも、そこには生徒それぞれの歩みがあります。

「中学生の時の親友は別の高校へ行っちゃった。高校でも信頼できる人をつくれるかな…。」
「中学では勉強を諦めちゃったけど、高校生活でもう一度頑張りたい。」

これまでの人生を振り返りながら、少しずつ漠然としたこれからに対しての不安や想いが出てきました。
スタッフも真剣にその気持ちを受けとめます。

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自分自身について考えたあとは、身の回りについて考える時間です。

「山田は祭りが楽しい!」
「部活が本気なところが良い!」
「町に遊び場がない。息抜きできる場所がほしい」
「電車が早く通ってほしい。」

自分が生まれ育った町や地域、学校、自分の周囲の人たち…。
様々な角度から気になることを洗い出して、取り組みたいことのヒントを探しました。
特に「町」については、震災後が日常化した日々を過ごす彼らだからこその悩みや想いが出てきました。

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最後は、プログラムのまとめとしてこれからの高校生活の一歩目を考えます。
考えた目標は「約束カード」に記入し、この授業で出会ったスタッフとの約束としてグループ内で決意を発表しました。

「文化祭をもっとおもしろくしたい!」
「山田高校に入ってよかったと思えるようになりたい。」

スタッフと話したことで、改めて強くなった高校生活への想いがあちこちから聞こえてきました。

震災当時小学5年生だった彼ら。
「震災後」を日常として過ごしている彼らは、これからどんな3年間を送っていくのでしょうか。
また、彼らが高校を卒業する2019年3月、大槌町や山田町を始めとした沿岸部の復興はどの地点まで進んでいるのでしょうか。

大槌臨学舎としても、できること・やるべきことと向き合い、模索していきます。
引き続き、みなさまの応援よろしくお願いいたします。

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