最新のお知らせ

『10周年がたった大槌臨学舎の今とこれから。卒業生は今。』

2021.12.24
『10周年がたった大槌臨学舎の今とこれから。卒業生は今。』

”まえがき”

こんにちは!

今月のブログは2011年12月13日に開校して10周年を迎えたコラボ・スクール大槌臨学舎の様子について発信したいと思います。今回の記事では、震災直後にコラボ・スクールに通い始めた第1期の卒業生から、去年卒業した10期までの代表者一名ずつからいただいたメッセージをお届けします。また、この10年間大槌臨学舎に関わり続けているスタッフの菅野からのメッセージもご紹介します。大ボリュームの記事となっていますが、多くの方の想いが詰まった記事になるので最後までご覧いただければ幸いです!

そして私、先月に引き続き記事の推敲を担当しますコラボ・スクール大槌臨学舎の高木桜子です。実は私も2期の卒業生を経て、いまここで活動をしています。この10周年の時にスタッフとしてここに関われていて、この記事を書いているというのはとても意味があることだと思っています。

→私の紹介記事はこちら

それでは、記事をお楽しみください!

”10周年を迎えたコラボスクール”

10周年を迎えた日12/13(月)コラボ・スクール大槌臨学舎では、通っている中高生とスタッフが協力して作成した10周年うちわを持って記念撮影をしたり、この日のために用意したお祝いの装飾を見ながら、思い出の写真を眺めみんなで振り返ったり、全員でお祝いの雰囲気を感じることができました。

当日だけではなく、10周年を迎える日までのカウントダウンを1週間ほど前から行っていたため当日の盛り上がりは最高潮になりました!!

高校に通っている卒業生も「10周年なんでしょ?おめでとう!」と校舎に足を運び、暖かい祝福の言葉をくれたり、社会人となった卒業生もお仕事後にお祝いのために顔を出してくれました。今でも、多くの方がお祝いしてくださっているんだととても暖かい気持ちになります。

▲大槌臨学舎のスタッフで撮影した写真

”卒業生からのメッセージ”

大槌臨学舎の卒業生は現在、町内外問わず、それぞれの地域で活躍しています。各年代毎に声を掛けさせていただきコメントをいただくことができました。皆さん、ご協力本当にありがとうございました。是非卒業された皆さんが今どんなことをしているのか、どのように大槌臨学舎で当時を過ごしていたのかご覧ください。

2011年度卒 1期生 Kさん

 現在大槌町の公共施設でレンタルスペースの貸し出し受付、国際交流企画のアシスタント、コンサート企画を担当しております。大槌臨学舎に通っていた当時、帰りのバスで毎回先生方が手を振って見送ってくださったことが印象的でした。あの温かい優しさを思い出すと、涙が出ます。私は未熟で、先生方にご迷惑をお掛けしたことがたくさんありましたが、先生方は私に寄り添ってくださいました。事務的に仕事をされていたのではなく、生徒ひとりひとりを想って、そして受け入れて接してくださったことが本当に嬉しかったです。大槌町に来てくださり、本当にありがとうございました。コラボを通して、今の学生の皆さんが、これからも笑顔で毎日を過ごせますよう願っております。I MISS YOU, 先生の皆さん!Happy 10th anniversary♡

2012年度卒 2期生 Tさん

▲Tさん舞踊公演の写真

10周年おめでとうございます!

現在、大槌近隣の企業に勤めてます。その他町内では、舞踊、虎舞で活動しています。大槌臨学舎には、中学の頃からお世話になり、苦手な数学をマンツーマンで必至に勉強した事が思い出ですね!おかげさまで高校に入学。途中から嫌いな教科も楽しくなりました。

大槌臨学舎に通う事で、勉学に励む事はもちろんの事、マイプロジェクト等で自分の苦手なもの、欠点を知り向き合う事が出来ました。そして、メリットは活かし、デメリットは克服させてもらい自分なりの可能性を見つけることができました。

それは今の自分が好きで取り組んでいる舞踊、地元の虎舞の活動の中で活かされていると実感しています。何より、可能性を見つけ出してくれる場所かと思います。

本当に感謝しています!!

2013年度卒 3期生 Kさん

私はいま仙台の大学に進学して、教育について学んでいます。卒業論文は大変ですが、自分の知りたいことについて一生懸命取り組めるのはとても楽しいです!

大槌臨学舎の先生方には、進路で悩んでいたときに親身に相談に乗っていただきました。視野を広げられたことを今でも感謝しています。

10年間も大槌でたくさんの人たちと関わって下さって、本当にありがとうございます。これからもみなさんの活動と、子ども達の活躍を応援しています!

2014年度卒 4期生 Hさん

▲さんさ踊りに参加したときの写真

私は今大槌町役場で働いています。大変なことも多いですが、やりがいを感じながら過ごしています!大槌臨学舎の先生方にはマイプロや進路相談など、とてもお世話になりました。ここに通わなければ、今とは違う道を進んでていたと思います。私にとってコラボ・スクール大槌臨学舎は親友たちと過ごし、自分のやりたいことを見つけることができた大切な場所です。あの時の思い出が自分の進みたい道を示してくれていると思います。これからも子供たちのことを優しく見守ってあげてください!

2015年度卒 5期生 Aさん

▼高校時代の6期生Aさんと5期生Kさん

私は今仙台の大学に通っています。勉強は難しいし、大変だと思うときも多いですが、楽しみながら毎日頑張っています。先生方には勉強を教えて貰うだけでなく、進路などのことも気にかけて頂きました。いつも優しくて、話しやすく相談に乗ってもらっていたことを覚えています。これからも大槌町の学生にとって暖かい場所であり続けて下さい。

将来大槌町を担う中高生が大槌臨学舎で育っていくことを楽しみにしています。

2016年度卒 6期生 Kさん

私は今、大学で経営を学んでいます。コロナ禍で、少し特殊な状況下ですが新しいことを始めたりして、楽しく過ごしています!

大槌臨学舎の先生方には中学校の頃からお世話になりまくっております。現在も気にかけて下さって大変嬉しく思ってます。進路相談や、やりたいこと探しなどこれからの指針となる活動を支援して頂きました。そのご支援により自分の学びたいことを見つけ今に繋がっています。これからも学生たちに楽しいことを教えまくって頂けたらと思っております。

陰ながら応援してます!!!

2017年度卒 7期生 Mさん

▲高校の野球部として活動していた時のMさん

私は、仙台でリハビリについて学んでいます。毎日勉強で大変ですが、なんとか一生懸命頑張っています。大槌臨学舎では先生方みんなと仲良くさせていただき、それに野球の試合まで見に来てくださって本当にお世話になりました。ここで身についたことは、グループ活動を積極的に取り組むということです。そのおかげで今、実習など楽しくうまく行っています。これからも大槌の子どもたちを暖かく見守っていてください。

2018年度卒 8期生 高校3年生

大槌臨学舎10周年!そんなに経っていたんだ…。そんなに続いていたんだ…。おめでとうございます!中1から大槌臨学舎に通い、現在高校3年生になってもかなりの頻度で顔をだしています。大槌臨学舎では自分の好き・嫌いなところ、できる・できないこと、人との違いなど多くのことを学びました。自分のことでたくさん泣きました。そんなときでも、コラボ・スクールの先生方にはいつも受け入れてもらえている気がしています。子どもの私は当然教わることだらけですが、コラボの先生もまた「こども達から教わっている」と誰かが言っていました、そう思うと、大槌臨学舎は本当に良い場所だと心から思いますし、大槌臨学舎の先生が大好きです。今までもこれからも「ありがとうございます!」でいっぱいです。もっと、スタッフの数が増えますように…。がんば!!

2019年度卒 9期生 高校2年生

コラボ・スクール10周年おめでとうございます。私は今大槌高校に在校中です。大槌高校では総合探究での活動時、大槌臨学舎の方々に協力していただいています、特に私たち2年生はマイプロジェクトでアドバイスをいただき、より楽しく活動を行うことができています。本当にありがとうございます!そして、大槌臨学舎に顔を出すといつも、暖かく迎えて入れてくれて、中学生の頃からとても面白く楽しい雰囲気が漂っています。大槌臨学舎は楽しいことばかりです。これからも暖かい場所でいてほしいです。

2020年度卒 10期生 高校1年生

私は、小学生の頃から大槌臨学舎にお世話になっています。今回10期卒業生の代表として、コメントをすることができて嬉しいです。ありがとうございます。小学生の頃はカレーをみんなで食べるパーティをしたり、中学の頃は1泊2日のお泊り会を行うなど、とても楽しかったです。これから僕たちの後輩にも、もっともっとこのような楽しい企画をしてほしいです!改めて大槌臨学舎10周年本当におめでとうございます!

”コラボ・スクール大槌臨学舎 立ち上げに関わったスタッフから皆さんへ向けて”

震災後、大槌臨学舎の立ち上げから現在も大槌町の教育に携わっている、菅野祐太より10年の想いを聞きました。

1, 10年が経ってどのように感じていますか?

10年前は今日この時がくることが信じられなかったので、ほっとしているというというのが率直な気持ちです。私がはじめて大槌に来た日に、仮設校舎の開校式を行っていました。こんな大変な状況の中で、精一杯学ぼうと思っている子どもたちの気持ちに応えたい。そんな思いからコラボ・スクール大槌臨学舎はスタートしました。真っ暗闇の中、雪の降る日でも通ってきてくれた当時の生徒を今でも思い出します。

震災があり、本当に言葉にも表せないぐらい大変な思いをしている子がいた中で、こうして10年経って色々な道を歩んでくれていることがとても嬉しいです。

2, 卒業生へ伝えたいこと

お元気ですか。みなさんにとってコラボ・スクール大槌臨学舎とはどんな場所でしたか。色んな大学生と話したり、学校が終わってから友達と話したり、また、たまにはコラボの先生から叱られたり、それぞれの思い出があると思います。

コラボ・スクール大槌臨学舎はもちろん震災があって、そんな大変な思いをしているみんなのためになんていうことからはじまった場所ですが、むしろこちらが元気をもらっていました。関わったスタッフ全員が、みんなと接している中でみんな一人ひとりと関われたことが大切な人生の思い出となっています。皆さんにとっても、これからもコラボ・スクール大槌臨学舎がふらっと立ち寄れる場所であると良いなと思います。最近のスタッフとは関わりが無い方もいるかも知れませんが、そんなこと関係なく歓迎しています。そしてまた、これからも変わらず皆さんを応援しています。

3, 寄付者の方へ伝えたい事

10年間、右も左も分からないひよっこである私達に思いを託してくださり本当にありがとうございます。私達が何ができたかは分かりませんが、こどもたちは本当に大きく成長をしました。あれだけの絶望を前にしてこんなにも人間には秘めた力があるのだと、こどもたちが教えてくれました。本来であればお一人おひとりとこれまであったこと、みなさまこの10年間感じてきたことをお話したいです。引き続き、大槌の真の復興を応援していきたいと思いますし、変わらず子どもたちを支えていきたいと思います。引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。

4, コラボ・スクール大槌臨学舎が町にとって、どのような場所になることを望んでいますか?

「コラボ!」と呼ぶ人が多く、皆さんが知っているか分かりませんが私達はカタリバという団体です。近い言葉にカタリストという言葉があります。みなさん知っていますか?カタリストとは触媒という意味です。触媒というのは、化学反応が起こるように促す役割のことを言います。そうです、私達はカタリストです。本当はこんなことしてみたいなあ、こんなこと知りたいなあ、こんな人と話したいなあと願う皆さんの思いに化学反応を起こしたいと思います。「やってみたいぞ!」と思う子どもたちが、安心して集まれるそんな場所であり続けたいです。

”あとがき”

最後までご覧いただきありがとうございました。10年がたった今改めて、これからも大槌町の皆さんに寄り添い、学びの機会を届けられる場所で居続けられるよう、全力で中高生、町民の皆さんと関わっていきたいと感じています。

過去に大槌臨学舎に関わったことのある職員、インターン・ボランティア、また大槌町民、寄付者の方々、活動をいつも応援いただきありがとうございます。卒業生のコメントや写真から、大槌臨学舎に通った卒業生は自分の意志をもって進路を選択し、今の活動に誇りをもてているように感じました。そのような大人たちが溢れる地域になることを願ってこれからも活動を続けていきます。

ぜひ今後とも大槌町や、コラボ・スクール大槌臨学舎の活動を応援していただければ嬉しいです。