最新のお知らせ

女川向学館「奨学生サポーター」(2013年度)募集

2013.5.12

被災してご家庭の事情などによって授業料を支払えないものの、学ぶ意欲の高い子どもたちのために、女川向学館では「奨学生サポーター」を募集しています。

※2013年7月1日未明に、お申込が定員に達しましたので、締め切らせていただきます。
 ご支援に心より感謝申し上げます。

 被災地の放課後学校「コラボ・スクール」では、奨学生サポーター以外にも、引き続きご支援を募集しております。
 詳しくは「ご寄付のお願い」をご覧ください。

奨学金の設立背景

コラボ・スクールは皆さまからのご支援によって、
その費用の多くを行政予算や寄付・助成金で運営しています。
2012年3月までは、授業料を無料で、子どもたちに授業を届けてきました。

一方、復興が進むにつれて、無料でのサービス提供は
長期的には地域経済の発展を阻害していきます。

「被災したから人に甘えているわけにはいかない」
「子どもを預けるということに対して、親が責任をもつべきだ」

地域の方々、保護者の皆さまからこのようなご意見を多くいただいたこともあり、
女川向学館では2012年度から、費用の一部をご家庭に負担いただいています。
※通常の授業料は、中学生5000円/月、小学生(高学年)4000円/月、小学生(低学年)3000円/月 です

学ぶ意欲の高い子どもたちが、向学館に通えるために

女川町には、さまざまな状況のご家庭があります。

「将来、人の役に立つために、今、勉強をがんばりたい。
でも、お金がかかるから、コラボ・スクールに通いたいなんて、家の人に言えない。」

「まだこの子の下に、弟も妹もいる。今の経済状態では出費を抑えたい。
でも、兄弟平等に夢を応援してあげたい。」

そんな、人一倍の夢と意欲はあっても、家庭の状況で入会を迷っている
子どもたちと保護者が向学館に通えるように、授業料の半額を免除する奨学金制度を
2012年4月から運営しています。

<応募条件>

☑ 児童・生徒が、一年間で達成したい目標を定め、学ぶ意欲を強く持っていること
☑ コラボ・スクールに通う他の児童・生徒の模範となれるよう努力すること
☑ 震災によって、家庭環境、経済的環境が著しく変化していること
☑ コラボ・スクール卒業後、宮城県女川町・岩手県大槌町の復興のため
  協力を惜しまないこと
☑ 保護者が率先して、コラボ・スクールに通う子どもを応援し、
  子どもの学びをサポートすること

2013年度は、中学生5名・小学生3名が対象者に決まりました。
「コラボ・スクールを引っ張るリーダー」としての役割を期待して、
「コラボ・リーダーズ」と活躍してもらいます。

奨学生サポーターのご案内

この奨学生に授業を届けるために、支援をくださるサポーターの方を募集いたします。

○対象となる児童・生徒およびご支援金額
・中学3年生(2名) 10,000円/月 ※2名の定員に達したため締切といたしました
・中学1・2年生(3名) 5,000円/月
・小学生(3名) 3,000円/月

○子どもたちから届くもの:年3回の報告
・夏休み後:作文
・冬休み後:習字
・年度終了後:お礼の手紙

○お支払い方法:クレジットカード、口座振替からお選びください

※授業料として直接に免除している金額に加えて、当該児童・生徒が女川向学館に
 通うためにかかる費用の一部もご支援いただきます。
※児童・生徒およびご家庭のプライバシーのため、対象者の氏名・写真などは
 一般には公開していません。ご了承をお願いいたします。

奨学生サポーターの方には、コラボ・スクールの活動報告をするとともに、
奨学金を適用する生徒から、その成長を報告いたします。

奨学金の審査で最も重要視することは、他のご家庭に比べて、
子どもの「学び」への意欲と、保護者のみなさまの子どもをサポートする姿勢です。

そのうえで、震災によって、家庭環境や経済的環境が著しく変化したと
判断されたご家庭に対して、奨学金は適用されます。

応募時に生徒たちが提出した作文 —「自分にとってはリーダーとは?」—

「将来の夢のために勉強したい」

このように強く願う子どもたちに「学ぶ機会」を届けるために、
奨学金サポーターへのお申込をお願いいたします。

※2013年7月1日未明に、お申込が定員に達しましたので、締め切らせていただきます。
 ご支援に心より感謝申し上げます。

 被災地の放課後学校「コラボ・スクール」では、奨学生サポーター以外にも、引き続きご支援を募集しております。
 詳しくは「ご寄付のお願い」をご覧ください。