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大学生インターンの思い「中学生の頃から震災復興に携わろうと決めていた」

2017.7.26

夏真っ盛り!コラボ・スクール女川向学館の子どもたちも夏休みに突入です。
今年の夏休みも向学館ではイベントが盛りだくさんです。

今回は子どもたちの日常を支えるスタッフにスポットを当ててお送りします。
中学生の時に震災があり、「いつか必ず震災復興に携わろうと決めていた」と話す彼女は大阪出身の大学生。
現在、1年間大学を休学し、春から女川向学館で活動しています。

▲4月、向学館に来た当初に撮影した1枚。緊張した様子です。

■1年間大学を休学してインターンをしようと思ったきっかけは?

私が女川向学館でインターンをしようと思ったきっかけは、2011年3月11日に起こった東日本大震災です。当時中学2年生だった私は、1つ上の先輩方の卒業式が終わって、普段より早く自宅に帰宅している日で、大きな地震が東北地域を襲っている様子をテレビで母と見ていました。中学生の私にとって、同じ日本にいるはずなのに、何もできない自分に対して無力を感じた瞬間でした。その当時から、 “いつか自分の足で、被災地に行って何か力になることをしたい!”という想いをもつようになりました。

震災から時間が経つにつれて、被災地で必要とされているニーズは変わっていき、周りから「結局ボランティアは、自己満足ではないのか?」という言葉が聞かれることもありました。しかし、時間が経っても、“東北で何か自分ができるカタチで支援をしたい!“という想いを持っており、大学生活のどこかのタイミングで1年間休学して、被災地の人と関わることができるボランティアを探していました。そんな時に、大学1年生の時から活動していたカタリ場プログラムのボランティアを通じて、コラボ・スクールのインターンがあることを知り、1年間の休学を決めインターン生としてこの春から女川向学館で活動しています。

■向学館に来てから3ヶ月、印象的だったことを教えてください

私は今中学2年生の英語クラスの担任を任されています。その中で、女の子とはすぐ打ち明けることが出来たのですが、男の子とは上手く関係構築ができませんでした。

ある時、向学館のスタッフの方から、「子どもたちにとって、10年先、20年先、30年先それ以上かかるかもしれないけど、“本気で俺らと向き合ってくれた大人いたな~”って私たちのことを思い出してもらえたら、それ以上に嬉しいことってないよね。」という話を聞きました。この話をきっかけに、男の子にも積極的に話しかけることが出来るようになりました。そして、今では授業中だけでなく授業外でも男の子から、話かけてくれるようになりました。

▲中2英語クラスでの様子

■どんなことにやりがいや嬉しさを感じますか?

向学館に来た当初、なかなかこちらから話しかけることができなかった子から「先生~!今日ね学校でさ~…」と子どもから話しかけられた時は、嬉しかったです。また少しずつでありますが、子どもたちの授業に対する意欲を引き出すことができたり、子どもが本音で話してくれるようになってきたかなと感じています。

■残り9ヶ月の目標や、やりたいことを教えてください

子どもたちと信頼関係を構築しつつ、常に本気で向き合うことを忘れない9カ月間にしたいと考えています。最近話しかけてくれるようになった子、私の名前を覚えてくれた子、それぞれの子どもとの関係は異なります。しかし、誰でも、それぞれのタイミングで、“自分の未来は自分で切り拓くことができるんだ!”と考えることができる体験を彼らには積んでいってほしいと考えています。その体験をしてもらうために、向学館で今年度から実施しているキャリア学習の授業や、8月に向学館で実施するカタリ場の授業に携わっていきたいです。

6年前、「被災地のために何かしたいけれど、今の私では何も出来ない」
そう感じていた1人の女子中学生は6年経った今、大学生となり、今まさに女川で子どものために毎日奮闘しています。

6年後、彼女が担任している今の中学生が今の彼女と同じ年になった時、どんなふうに子どもたちは成長しているのでしょうか。

未来に想いを馳せながらこの夏も、みんなでがんばっぺし!

【説明会実施中!】教育課題にとことん向き合う1年間 『実践型教育インターン』

活動場所は、宮城県女川町・岩手県大槌町、福島県双葉郡、島根県雲南市、熊本県益城町、東京都足立区、東京都杉並区。子ども、地域、自分ととことん向き合い成長したい方、募集しています。