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「被災地の中学生が語る~私の大切な夢」

2018.7.10

宮城県女川町にてカタリバが運営する、被災地の放課後学校コラボ・スクール女川向学館。
今月は、向学館で日々頑張る中学生たちにインタビュ-した様子をお伝えします。
向学館に通う中学生は全部で64名、女川に住む中学生の約半数が向学館に通ってきています。6月末にあった学校の定期テストに向けて6月は自習室で頑張る姿が見られました。

今の中学生は震災当時、幼稚園の年中から小学校1年生の世代。
震災前の女川について聞くと、なんとなく覚えていると答える世代です。彼らにとっては震災後の日々が日常です。町はかさ上げ工事をしており、仮設住宅で長く暮らした子も少なくありません。そんな中学生たちに今の夢や向学館について聞いてみました。

■将来の夢はオリンピック選手と答えるAくん(中学1年生)

小学校低学年から向学館に通う中学1年生のAくん。震災当時は幼稚園の年中でした。笑顔がトレードマークの元気な男の子です。スケートボードが大好きで、友達とスケートボードをしている時間が一番楽しいと言います。東京オリンピックから新たな種目となるスケートボードでいつかオリンピックに出るのが夢と語っていました。そのために毎日練習頑張っているんだよと教えてくれる表情には小さな決意が見えました。

■はじめての定期テストはどうだったの?(Aくん)

「ちょっと後悔があります。自分が思っていたよりもあまり点数が取れなかったですね。もっと勉強して次は頑張りたいなと思っています。向学館は、分からないところをすぐに聞けるし、勉強以外でも友達とゲームしたり話したり出来るので、そこが好きです。」


(中学1年生 初めての授業の様子)


(中学1年生 テスト前に頑張る様子)

■将来は服のデザイナーになりたいと答えるBさん(中学2年生)

小学校高学年から向学館に通う中学2年生のBさんは、いつも明るい女の子。震災当時は幼稚園の年長でした。デザインを考えるのが大好きだから将来は服のデザイナーになるのが夢なんだと教えてくれました。そのためには高校に行って大学にも進学したい、だから苦手な勉強も頑張りたいなと笑顔で答えてくれました。

■向学館での1番の思い出は?(Bさん)

「中学1年生の時にやったスコーン作りと、餃子作りが楽しかったです。いつもとは違う場所で料理をするのがすごく楽しかったです。他にも、一度だけ女川町にある別の場所で授業をやったことがあって、いつもよりも集中して勉強出来たし、クラスのみんなで違うところ勉強するってことがなんだかわくわくして楽しかったです。向学館は授業がない日にも友達を誘って来ているのですが、今年も楽しいことをたくさんしたいなと思っています。」


(中学2年生 思い出のスコーン作りの様子)

■夢は学校の先生と答えるCくん(中学3年生)

向学館開校当時、小学校1年生だった頃から向学館に通っているC君。将来は学校の先生になりたいと授業がない日でも自習室に来て勉強を頑張っています。

■将来の夢について教えてください(Cくん)

「今は学校の先生になりたいなと思っています。中学校に自分が憧れている先生がいるのですが、その先生はいつもフレンドリーだし、分からないところを最後まで丁寧に教えてくれる先生なんです。自分もいつかそんな先生になりたいなって思っています。」

(中学3年生 頑張ることが出来るのは一緒に頑張る仲間がいるから)

■向学館での1番の思い出は?

「向学館のスタッフの方にすごく叱られたことが1番の思い出です(笑)大人に本気で叱られるって実はあまりないので、すごく印象に残っていて…。今ではあの時叱ってもらえて良かったなと思っています。向学館は小学生の頃からずっと通っているので、自分にとってのあたり前の場所になっているのですが、学校では学べないことを学べる大事な場所だなと思います。」

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向学館に通う64名の中学生たち。
今回はその中から3人にスポットをあててお送りしました。
向学館で過ごす日々が子どもたちの栄養となって、いつの日か自分の夢を叶えることが出来るように
私たちスタッフも子どもたち一緒に頑張ります!
今月もみんなで頑張っぺし!

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活動場所は、宮城県女川町・岩手県大槌町、福島県双葉郡、島根県雲南市、熊本県益城町、東京都足立区、東京都杉並区。子ども、地域、自分ととことん向き合い成長したい方、募集しています。