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【被災地・女川より】「震災があったから生まれた僕の夢」~被災地をフィールドにした探究授業~

2018.9.11

宮城県女川町にてカタリバが運営する、被災地の放課後学校コラボ・スクール女川向学館。
今回は8月に行われた中学2年生対象の「探究授業のキックオフ」の様子をお伝えします。

探究授業とは、昨年度より向学館で中学2年生を対象に実施している授業です。
この授業は、女川をフィールドにした3つのプロジェクトの中から自分が興味のあるものを1つ選び半年間そのテーマについて探究していく授業です。

今年のテーマはこちら
・女川の食材を使った創作料理を考えて探究する
・商店街で物を販売し、どうすれば利益がより上がるか探究する
・女川をテーマにしたアートやデザインを探究する

この日は、中学2年生が集まってどのプロジェクトをやるのかを決めました。

「みんながこれから生きていく時代は、今までとはまったく違う世の中になっていくよ。
誰かが決めたレールに乗っていれば幸せになれる時代は終わるんだよ。自分自身で自分の幸せを決めていく時代になる。だからこそ、自分は何が好きで何に興味があるのか、それを考える半年を過ごそう。」

まずは、今興味のあることを書いてみよう!という声がけを合図に真剣にワークに取り組みます。

さあ、ここからは、3つのプロジェクトの説明です。
みんなそれぞれ興味のあるプロジェクトを考えていきます。

スタッフの説明にも熱が入ります。

「どのプロジェクトも面白そうだな」
「私の将来の夢に近いのは、これかも」

興味のあるプロジェクトもやってみたい理由も一人ひとり違います。
さあ、ここからは向学館のスタッフと1対1で、どのプロジェクトにするかを相談します。

「将来なりたい職業があって、それに近いのはこのプロジェクトだと思う」
「何やりたいかなんて正直分からないけど、これならやってもいいかなぁ」
「絶対これ!それ以外は興味ないもん」


1対1で話す中で、今まで知らなかった子どもたちの興味や夢についても聞くことが出来ました。
子どもたちもやってみたいプロジェクトを決められたようです。
さあ、3月のゴールに向かってみんなで頑張っぺし!

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今の中学2年生は震災当時、幼稚園・保育園の年長でした。
震災がきっかけで夢をもち、今もその夢を持ち続けているという子も少なくありません。
今回子どもたちと1対1で話す中でも、「震災」について話す子どもたち。
あの日の出来事を毎日思い出すわけではないけれど、それでもやっぱりあの「震災」があったからこそ抱いた感情や決意があります。子どもたちが抱えている想いを全部理解することはきっと難しいけれど、どんな時でも傍で寄り添っていきたい。そんなことをこの日の授業を通じて感じました。

さあ、女川をフィールドにした探究授業はここからが本番!
今年はどんなドラマが生まれるのか楽しみです。

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活動場所は、宮城県女川町・岩手県大槌町、福島県双葉郡、島根県雲南市、熊本県益城町、東京都足立区、東京都杉並区。子ども、地域、自分ととことん向き合い成長したい方、募集しています。