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震災から7年間見守ってきた現地スタッフが語る、大槌臨学舎の魅力

2019.1.23

岩手県大槌町にて認定NPO法人カタリバが運営する、子どもたちの放課後の学びの場と居場所「コラボ・スクール 大槌臨学舎」。

 

2018年12月13日に、コラボ・スクール大槌臨学舎は7周年を迎えました!

いよいよ受験。自習をする生徒が増えています。

 

 

当初からたくさんのスタッフが入れ替わりながらも、「大槌の子どもたちに学びを届ける」という想いは変わらず運営してきた大槌臨学舎。

今回は、地元スタッフとして立ち上げ当初から関わってくださっている、窪田強さんにお話を伺いました。

窪田強さん

 

 

■震災当時の様子と、大槌臨学舎との出会いは?

震災前まで、10年ほど大槌町内で中高生を対象とした塾をやっていました。

震災で家や塾が流され、震災時は隣町で塾を再開した時に、カタリバと出会い、協力することになりました。

 

当初は町も大変な状況でした。学校も仮設で、お店や公園も被災。

子どもたちが過ごせる場所もなくて、町内の方がお寺や集会所を紹介してもらってね。

震災から9ヶ月後の2011年12月13日に開校したら、あふれるくらいの受験生が来ました。場所が与えられた子どもたちは生き生きとしていました。

 

2011年の大槌臨学舎の様子。

 

 

毎日来て、勉強したり、他愛もない話をしたり…。そういう環境をつくってくれた臨学舎に対する子どもたちの信頼を感じました。

 

私は、臨学舎のメンバーでもあり、子どもたちと同じ被災した側でもあり、どちらの想いもわかる立場。

どちらの目線も持ちながら関わり続けてきました。

 

 

■窪田先生から見て、大槌臨学舎はどんな役割を果たしてきたと思いますか?

 

勉強をする場所でもあるけど、人とのふれあいの場。

臨学舎は、大槌と外をつなぐ橋になっていると思います。子どもたちがたくさんの大学生や大人と出会える環境をつくってくれました。

 

臨学舎がなかったら、進路が違った子もいたかもしれない。親や学校の先生たち以外で会える人がいることが、子どもたちにとって魅力的だったんじゃないかな。

 

これまでに全国各地からたくさんのスタッフが関わってきました。

 

授業で使うものは、子どもたちも一緒に掃除をします。

 

 

 

■今後、大槌臨学舎にどんなことを期待していますか?

 

町全体は復興が進み、風景もずいぶん変わってきました。

 

復興が進む大槌町。2018年10月撮影。

 

震災当初と比べて、子どもたちのスタンスも変わっているように感じます。

もしかしたら当時は気にかけていなかったことでも、10年後、辛い思い出として蘇ってくるかもしれない。

 

でも、震災があってもなくても、臨学舎は大槌だからこそ続いてきたと思います。大槌の子どもたちも、人との出会いや知らない世界との出会いを求めて純粋に臨学舎を求めてきたんだろう、と。

お互いが求め合ってきたことが軸にあるから、これからも長く子どもたちと語り合う場であってほしいと思います。

 

震災のことに限らず、経験や歴史語り継ぐのは場所やモニュメントではなく、人だから。

 

まだまだ求め合っていると感じています。「語り合いたい」というその熱がこれからも続いていってほしい。

そして、これからもその役に立てたらなあと思います。

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子どもたちと同じように、震災後に臨学舎と出会い、

臨学舎のスタッフと同じように、子どもたちと向き合ってきた窪田先生。

今回、窪田先生のお話を伺って、

そんなどちらの立場でもある窪田先生から見えている、臨学舎の変わっていることと、変わらないことを知ることができました。

臨学舎が8年目を迎えても、迎える子どもたちは毎年変わります。

これからも臨学舎は、1人ひとりと語り合う時間を大切にしていきます。

 

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