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岩手にも夏がやってきました 〜子どもたちの夏の学び・挑戦

2020.8.19

▶ オンライン授業から対面授業へ

 なかなか夏らしい暑い日がないと思っていた沿岸ですが、8月になり、気温が30度を超えるようになってきました。それと同時に、岩手県でも新型コロナウィルスに感染された方が確認され、より一層、感染対策を強化するようになってきました。
 みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

 3月から臨学舎ではオンライン授業を行なってきましたが、全国的に感染が落ち着いた7月からは大半の授業を対面授業に切り替えました。送迎などの関係で、引き続きオンラインで出席している子どもたちもいます。新しい学びの様式として、今後も子どもたちの生活スタイルに合わせた学びのサポートをしていきたいと思います。

 コロナ対策として、机は間を開けて、壁に向かって配置され、授業前後には教室内の備品や出入り口を中心にアルコール消毒しています。子どもたちの入室時には消毒、体温測定を行なっています。子どもたちにも窮屈な思いをさせてしまっていると思いつつも、変わらない笑顔で通ってくれる様子にこちらも励まされています。

 

▶ 夏休みが始まりました

 大槌町の小中学校の夏休みは例年どおり、7月後半からお盆明けまでとなっています。
毎年、夏休みの宿題や休み明けのテスト対策のために多くの生徒が校舎に来ています。夏休みの計画や目標を自分から作る子どもたちも多くいました。

 夏休みの宿題を終わらせるだけではなく、「不得意な分野を得意にしたい」と意気込む子どもたちもいます。子どもたちの夏の挑戦が始まっています。

 臨学舎では、週に1度すべての子どもたちを対象に個人面談を実施しています。その面談の会話の中では、「どの教科をどこまで予習復習するか」、「どんな弱点を克服したいか」といった学びの面はもちろん、生活面においても、「どんな毎日を過ごしていきたいか」など子どもたちが自主的に生きる力を身につけられるようサポートしていきます。

 授業だけでは見られない子どもたちの様子、がんばっている姿に触れることができ、より深く一人一人の人格に出会えているように思います。「この教科のこの分野を克服したい」、「家の手伝いをもっとできるようになりたい」、このように何かにがんばることを通して、自分が得意とすることを見つけたり、楽しいと思う瞬間を見つけたりしています。

 

▷ 夏期講習を行なっています

 第1週(7/27〜7/31)は7年生(中学1年生)、8年生(中学2年生)向け、第2週(8/3〜8/7)は9年生(中学3年生)向けに5日間連続の夏期講習を行なっています。

 

▷ 自習スペースは密を避けつつ大賑わい

 大槌町内にある小中一貫校の大槌学園では、中学生が午前中に部活動を行なっています。それが終わると、汗で額に前髪を貼り付けた中学生たちが、お弁当を持って臨学舎にやってきます。ひとしきり学校でのできごとを報告してくれたあと、各自が宿題に向かったり、iPadを持ってきて自習に励みます。
 廊下や窓の外を知り合いの高校生が通りかかったりすると、手を振ったり、声をかけたりする姿を見て、高校の中にあることもいいものだなと思います。

 

▷ 大槌高校2年生の総合探求授業のサポートを行なっています

 臨学舎では、中学生のサポートだけではなく、高校生のマイプロサポートも行なっています。
 「マイプロジェクト」とは、子どもたちが身の回りの課題や関心をテーマにプロジェクトを立ち上げ、実行することを通して学ぶ活動です。 現在、全国各地の高校生が学校内外で取り組んでいます。(マイプロジェクトについてはこちらをご覧ください。)
 大槌高校では、全学年対象に総合探求の授業が行われています。臨学舎スタッフは、主に2年生の授業のサポートに入っています。1学期中には、自分が興味あるテーマを見つけ、それに対して問いを立てて、小さなアクションを起こし、最後に振り返りを行ってきました。夏休みは、それらから考えた次のアクションを行なうことになっています。
 授業中にアクションで悩んだ生徒が放課後や夏休みに臨学舎へ来て相談を受ける機会も増えてきました。夏休み期間中に、生徒たちがどんなアクションを実行してくるのか。今から発表が楽しみです。

 

▷ 小学生向けの学びの場をサポートしています

 臨学舎では、夏休み期間に町内の小学校で行われている学びの場のサポートを行なっています。
 学びの場は午前中に行なわれ、3年生から6年生までが集まっています。途中に休憩をはさみつつ、子どもたちは学習を進めます。毎時間、宿題をどこまで終わらせるかできるかぎり具体的に目標を書きます。1日の最後に振り返りをして、少しずつ自分を客観的に振り返られるようにしていきます。

 宿題の他に、100マス計算も毎日行ないます。スタート!の声がかかると、一瞬で静かになり鉛筆の音しかしなくなります。毎日、自分の前回の記録を意識しながら行うことで、少しずつタイムが短くなっていきます。誰かと比べるのではなく、昨日より今日の自分の成長を実感することを大切にしています。

 宿題が終わった子どもたちは、自分の理解度に応じて算数の戻り学習または予習を行ないます。ときどき騒がしくなったり、ごくたまに小さなケンカが勃発したりもしますが、小さな目標をクリアして、達成感を感じられる場になっているように思います。
 また、学びの場を卒業した現高校生がボランティアに来てくれました。高校生にとっては懐かしい思い出の場で、子どもたちに勉強を教えたり、防災の紙芝居をしてくれたり、お楽しみタイムを企画してくれたり。ちょっと先に生まれた先輩たちが先生になって、学びの場をつくっていくこの環境は、子どもたちにとってとてもいい場であるはずです。これからも子どもたちの強みやできることを大切にして、環境づくりをしていきたいと思います。

 

▶ 短くても充実した夏に

 東北ではお盆がすぎると一気に秋の空気が漂い始めます。
 短い夏、また、いつもとはちょっとちがう夏となりました。子どもたち一人一人が、新しい自分に向かってチャレンジできるよう、また満足感を感じられるよう、ともに歩んでいきたいと思います。

【説明会実施中!】教育課題にとことん向き合う1年間 『実践型教育インターン』

活動場所は、宮城県女川町・岩手県大槌町、福島県双葉郡、島根県雲南市、熊本県益城町、東京都足立区、東京都杉並区。子ども、地域、自分ととことん向き合い成長したい方、募集しています。