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【被災地・熊本より】2カ所目の夜間学習会がOPEN!!

2017.10.13

熊本県益城町から井下がレポートします。

2017年10月10日。益城町内にある木山仮設団地での「ましき夢創塾」が始まりました。

「ましき夢創塾」とは、NPOカタリバが運営する被災地の放課後学校コラボ・スクールのうちのひとつ。熊本県益城町で活動を行っています。

熊本地震の影響により仮設住宅で暮らすことになった子どもたちは、自宅での勉強スペースを確保することが困難です。

そこでカタリバは、2016年11月に県内最大規模の仮設団地でもあるテクノ仮設団地の集会所で夜間学習会「ましき夢創塾」を開始しました。今回始まった木山仮設団地での夜間学習会は、その2カ所目になります。

▲外から見た学習会の様子。

木山仮設団地は、最初に開設したテクノ仮設団地より、益城町の中心に近い場所に位置しています。そのため、他の仮設住宅に入居している子どもたちにとって通いやすいようです。施設はテクノ仮設団地と同様に、自治体からの協力を得て仮設団地の集会所を利用しています。

▲熊本市内だけでなく全国から大学生が応援に来てくれています。学校の先生が見守りに来て下さることもあります。

 

▲中高生が、宿題や受験勉強のための教材を持ち寄り、思い思いの時間を過ごします。分からない部分の質問や、進路の不安や将来についてなど、スタッフと中高生が対話を重ねる場面もあります。

▲高校受験を控えた中学3年生も数名通ってきています。学校が終わり、食事やお風呂など用事を済ませてから学習会に来る子も居ます。リビングの代わりのような雰囲気です。

熊本地震による仮設住宅について、政府は原則2年間の入居期限を、やむを得ない事情で仮設を出られない人に限り、1年間延長を認める方針を固めたとのニュースがありました。

年明けの受験まであと数か月。春にはまだまだ本腰が入っていなかった受験勉強も、そろそろ受験モードになってきました。カタリバは、益城町の子どもたちに寄り添った支援を継続していきます。