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この場所での学びを自分のミライにつなげよう〜臨学舎の卒業式〜

2019.4.04

岩手県大槌町にて認定NPO法人カタリバが運営する、子どもたちの放課後の学びの場と居場所「コラボ・スクール 大槌臨学舎」。

 

今年も高校入試を終え、無事に臨学舎に通っている中学3年生全員が志望校に合格することができました!

合格報告にきてくれた生徒。スタッフも一緒になって喜びました!

 

 

そんな中、臨学舎にて中学3年生の卒業式が行われました。

小学生の頃から臨学舎に通い続けている子もいます。臨学舎でどんな経験・学びがあったと感じているのか、卒業式での子どもたちの様子をお伝えします。

 

これまで子どもたちは、臨学舎で「新しい出会い・発見」や「自分をみつめる」といった経験をしてきました。

高校生になっても、自ら新しい出会いやチャンスを掴みにいき、自分自身でのふりかえりをしてほしい。

 

そんな思いを込めて、臨学舎に通った子どもたちがここで得た学びを自分の未来に生かしていけるように企画しました。

 

 

 

■あなたにとって臨学舎はどんな場所?

 

子どもたちの周りには、4つの問いが書かれているホワイトボード。

その4つのホワイトボードを巡りながら、自分の今の素直な気持ちや臨学舎での思い出を振り返りました。

 

子どもたちは、臨学舎でのエピソードを思い思いに書いていきます。

 

例えば「高校に入学までにやりたいことは?」という問い。

「映画を見る」「友達と遊ぶ」「旅行」といった春休みを満喫したい気持ちもあれば、「持ち物を新しくする」「運動!体がなまっているから…。」といった高校生活にむけた準備を考えている一面も見えました。

 

 

こちらは「臨学舎で1番変わったことは?」という問い。

「自分から何の勉強をしたいかを決められるようになった」とか「素直になった」「積極的になった」など、自分の成長を感じられたコメントがありました。

 

 

 

■自分の未来をコラージュで表そう!

自分のこれまでを振り返った後は、今の自分の状態を知る、フューチャーコラージュというものを製作しました。

フューチャーコラージュとは、自分のありたい未来を想像しながら、雑誌の切り抜き写真や言葉を集めていき、大きな紙に自由に貼り付けていく作業です。この集めたり貼ったりする中で、「いいな」と思った自分の好きなものや関心ごとを表していきます。

 

 

子どもたちは、黙々と自分のピンときた写真や記事を集めて、1枚の紙にまとめていきました。

 

 

 

■思い描いた高校生活を送るために

 

最後は、フューチャーコラージュで出来上がった自分の作品を眺めながら、「自分が好きなこと」「自分が描きたい未来」などを少しずつ言葉にしていきました。

 

「好きなこと」「続けていきたいこと」を大切にするためにどんな行動が起こせるか、最後は宣言にしてまとめました。一部をご紹介します。

 

「自分の将来を見つけるためのきっかけみたいな会を開く。」

「人との関わりのために…会った人にあいさつをする!!」

「遠慮を隠さないでいる。」

「これからも好きなもの・ことは好きでいる。」

スタッフと話しながら真剣に考えます。

 

たくさん頭を使ったところで、なんとサプライズが!

実はこの日、後輩たちが卒業生を祝福しようとメッセージカードを準備したり、同じ卒業生の中からも仲間をねぎらって動画を作成してきたりしていたのです。

突然のサプライズに驚く卒業生たち。

また、動画で流れてくる臨学舎での日々の写真を見ながら、子どもたちは笑いあったり、静かに眺めたりしながら中学3年間の思い出を振り返っていました。

後輩から、代表の生徒に手渡されました。

 

 

■自分の今の気持ちをみんなに伝えよう

 

そしていよいよ最後の時間。

みんなで円になり、今日の感想や、今の素直な気持ちを話しました。

それぞれの想いを自分の言葉で一つひとつ丁寧に、これまで一緒に過ごしてきた仲間に伝えようとする姿はとても凛々しく、あたたかい場となりました。

 

 

 

輪の中で静かに座っていたある生徒は以下のように話してくれました。

「臨学舎に通うまでは人と話すことが苦手でした。でも、臨学舎の先生や違う学校の友達と話す中で少しずつ人と話すことが楽しくなり、いろんな人と話してみたいと思えるようになりました。だから、高校に入っても最初は緊張すると思うけど、自分からたくさんの人に話しかけて友達を作ろうと思います。」

 

きっと子どもたちにとって臨学舎で過ごす日々は楽しい日ばかりではなかったと思います。

それでも、一人一人が自分と向き合って真剣に過ごした日々だからこそ、振り返った時に「よかった」と笑えるのだと思います。

 

大槌臨学舎は、これからも悩み、もがき、がんばろうとする子どもたちを見守り続けます。

そして、卒業しても子どもたち自身が、臨学舎での学びを様々な場面で生かされるような、そんな学びを届け続けていきます。

 

卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございました。

そして、これからもよろしくね!

 

 

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